村尾 智

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村尾 智 Satoshi Murao

教員学位
自然環境工学科/教授
経歴
広島大学大学院理学研究科 博士後期課程単位取得 理学博士
受験生へのメッセージ

私たちの周りには地球温暖化からプラスチックごみや土壌・水質汚染までさまざま環境問題が存在します。そして、これらに取り組む時、良く聞くのが「グローバルな視野を持つとともに足元から行動を始めよ(Think globally and act locally)」という言葉です。グローバルに考える時、参考になるのは国連の「持続可能な開発目標(通称SDGs」」ですが、私の研究室ではこれを念頭に、具体的な実践として、発展途上国の環境破壊に関する研究や鹿児島県内の町おこしを行っています。みなさんと共に学び働く事を楽しみにしています。

教育研究活動 (現在)
専門分野

資源環境科学、鉱石鉱物学、国際環境協力

現在の研究テーマ
  • 発展途上国における零細および小規模採掘の環境管理
  • 鹿児島県内休廃止鉱山の遺構調査
  • 資源開発とガバナンス
  • エシカルジュエリー

など

主な講義科目

地球環境概論、環境アセスメント

教育研究・技術業績
主な研究実績
  1. Mercury distribution in artisanal and small-scale gold mining area: a case study of hot spots in Camarines Norte, Philippines, International Journal of Environmental Science and Development 10, 122-129 (2019).
  2. Optimization of PIXE quantitative system to assist traceability of pearls, International Journal of PIXE 28, 1-9 (2018).
  3. Preliminary study on the risk of mercury exposure to the people consuming fish from Camarines Norte, Philippines, Geo-pollution Science, Medical Geology and Urban Geology 13, 31-33 (2017).
  4. PIXE analysis of water and tailings from lead-mining area in Kanchanaburi, Thailand, International Journal of PIXE 23, 111-117. (2014).
  5. Detection of lead in human hair: a contribution of PIXE measurements to the lead elimination issue, International Journal of PIXE 23, 31-37 (2013).
  6. Small-scale gold mining in the Ambalanga Catchement, Philippines: its control on mercury methylation in stream sediments, International Journal of Environmental Science 2-2, 1048-1059 (2012).
  7. High level of arsenic reaffirmed for human hairs in Mongolia, International Journal of PIXE 21, 119-124 (2011).
  8. Mineralogical evolution of indium in high grade tin-polymetallic hydrothermal veins – a comparative study from Tosham, Haryana, India and Goka, Naegi district, Japan, Ore Geology Reviews 33, 490-504 (2008).
  9. PIXE analysis of hair samples from artisanal mining communities in the Acupan region, Benguet, Philippines, Nuclear Instruments and Methods B, 219/220, 161-165 (2004).
  10. Geochemical and geological constraints for tin-polymetallic mineralization in Tosham area, Haryana, India. In: Crustal Evolution and Metallogeny in the Northwestern Indian Shield, 430-442 (2000), Alpha Science International, Oxford.
競争的資金等
  1. 2015-2018 環境省 環境経済の政策研究 「水俣条約に基づく水銀削減政策として経済手法の活用可能性と. 期待される効果に関する調査・分析」
  2. 2014 国連環境計画 SSFA 「アジア太平洋地域における水銀高暴露地域の実態把握」
  3. 2013-2014 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 共同研究 「休廃止鉱山坑廃水と河川水混合後の下流河川における移流拡散シミュレーションを使った水質予測モデルの作成」
  4. 2012-2014 国連環境計画 SSFA 「アジア太平洋における鉛含有塗料の実態解明」
  5. 2012-2014 The Tiffany and Co. Foundation 「Sustainable pearls project」(研究分担者)
  6. 2012-2013石油天然ガス・金属鉱物資源機構 共同研究 「河川水質シミュレーションモデルによる水質予測に関する研究」
  7. JICA研修 産業社会知的基盤コース 「社会の持続可能な発展に資する資源産業の新たなフレームワーク形成」
  8. 2007-2009 世界銀行 「CASM-Asia Project」
  9. 2000-2003 環境省 地球環境研究総合推進費 「ゴールドラッシュ地域における環境管理、環境計画およびリスクコミュニケーションに関する学際的研究」
  10. 2002経済産業研究所 委託研究 「資源開発に必要なリスクコミュニケーションに関する調査・研究」
  11. 2000-2001 通産省 事業費 「フィリピンのスモールスケールマイニング調査」
  12. 1999-2000 環境省 地球環境研究総合推進費 「スモールスケールマイニングに関する予備的研究」
  13. 1996-1997 科学技術庁 振興調整費 二国間型国際共同研究 「大規模鉱床をフィールドとした電子・医療産業用レアメタルの地球化学」
  14. 1996 科学技術国際交流センター 国際研究交流育成 「レアメタル探査、評価、回収の効率化に資する地球化学的技術」
  15. 1995-1996 科学技術庁 STAフェロー招聘制度 「中国の巨大鉱床を例とした高価格レアメタルの農集機構」
  16. 1994-1995 オーストラリア政府 DITARD研究助成金 「熱水性鉱床の比較研究」
  17. 1991-1995 通産省 国際産業技術研究事業 「モンゴルの地下資源探査・開発技術」
  18. 1992-1996 万国地質学会議研究助成金 「インジウム鉱床の成因論」

 その他、科研費6件など。

学協会活動
  • 現在 社会地質学会会長
  • 現在 ウランバートル科学大学客員教授
  • 2015-2019 山形大学 客員教授
  • 2001 フィリピン大学 客員教授
  • 2000-2007 国際地質科学連合 地質対比委員会(IGCP) 委員
  • 1995-2000 外務省 日豪科学技術協力協定 「プロトンプローブを用いた医療・電子産業用レアメタルの鉱床における濃集過程の研究」 コンタクトパーソン
  • 1996-1998 資源地質学会 PIXEによる資源探査研究委員会 委員長

社会活動

  • 2018-2019 環境省 「インドネシアに対するASGM研修プログラムのフォローアップ」指導者
    (この研修は日本-インドネシア環境政策対話で言及されました)
    日尼環境政策対話_2018
  • 2017 環境省 「インドネシアに対するASGM研修プログラム」 指導者
  • 2015-2019 JICA課題別研修 「水銀に関する水俣条約批准と実施に向けた能力強化」コース 講師
  • 2010 国連CSD 第18会期 鉱業部門 主執筆者、パネリスト
  • 2009 国連持続可能な開発委員会(CSD) 地域実施会合 鉱業部門報告者
  • 2007-2009 国際機関CCOPコーディネータ
  • 2000-2009 世界銀行CASM-Asia議長
  • 1997 JICA プロジェクトタイプ技術協力 短期派遣専門家 モンゴル地質鉱物資源研究所
所属学会・団体

社会地質学会
日本PIXE研究協会

解説・研究報告等
  1. 鉱物資源図 中国四国 1:50,000, 産業技術総合研究所 (2004).
  2. Thematic Report: Mining, UNESCAP, 国連公式報告書 (2009).
  3. Current Status and Future of Lead-Based Paints and Pigments in Asia – Final Report, 国連委託研究報告書 (2014)
  4. Final Report on Risk of Mercury Contamination in Asia and the Pacific, UNEP, 国連委託研究報告書 (2015).
  5. エシカルジュエリーの現状 地質汚染-医療地質-社会地質学会誌9, 9-17 (2013).
  6. スモールスケールマイニングに対する国際的取り組み -ILOの事例- 地質汚染-医療地質-社会地質学会誌 5, 41-45 (2009).
著書
  1. Small-scale Mining in Asia, an Observation Towards a Solution of the Issue, Murao, S., Maglambayan, V. B. and De La Crutz (eds.), Mining Journal Books, London (2002)
  2. Risk Communication Between Mineral Property Developers and Local Communities, Murao, S., Maglambayan, V. B. and Bugnosen, E. (eds.), Mining Journal Books, London (2003)
  3. 鉱物の人類史, サリーム・アリ著, 村尾 智訳, 青土社 (2018)
受賞

2015 モンゴル国 ナイラムダル勲章

連絡先

s-murao[a]daiichi-koudai.ac.jp ([a]を@に変えて下さい)