村尾教授がタンザニアで講演
2023-04-03
令和5年3月13日に村尾 智教授がダルエスサラームにあるJICAタンザニア事務所で講演を行いました。内容は零細及び小規模金採掘(ASGM)の事例と水銀に関する国際条約についての紹介です。
ASGMは、会社組織に属さない人々が、稚拙な道具と技術で、金鉱石を乱掘する業態です。タンザニアでも年間4トンほどの粗金がASGMから生産されると言われています。講演ではモンゴル、フィリピン、インドネシアの実態を紹介し、水銀汚染など随伴する問題点について解説しました。
教授は、ASGM対策を柱の1つにしている国際条約「Minamata Convention on Mercury(水銀に関する水俣条約)」についても簡単に触れ、タンザニア政府が条約に準じる形で国家行動計画を策定している事を紹介しました。
環境エネルギー工学科は今後も内外の関係機関に技術情報を提供してまいります。
(環境エネルギー工学科)