霧島ジオパーク推進連絡協議会の委託による『霧島ジオパーク』
霧島市・湧水町地域におけるドローン利活用の実証研究
2023-07-19
同学術研究支援は、霧島ジオパーク推進連絡協議会が主催するもので、共通教育センターの西嶋啓一郎教授と環境エネルギー工学科の田中龍児教授の「『霧島ジオパーク』霧島市・湧水町地域におけるドローン利活用の実証研究」が令和5年度の学術研究支援補助金交付に採択されました。
同研究は、霧島市と湧水町において、日本ジオパークの認定を受けた両自治体地域の自然環境及び歴史文化について、国土交通省の「無人飛行機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」に適合したドローン飛行可能エリアが多い利点を活かし、ドローンを活用したカルチャーツーリズムの可能性を明らかにすることを目的とするものです。
内容は、対象地域におけるドローンを活用した「空間地図の作成」と、それを題材にした講習会とシンポジウムを開催し、イベント参加者の評価によるドローン活用したカルチャーツーリズム可能性を検証するもので、以下のイベントが予定されています。
※クリックすると拡大表示されます。(PDF)
本研究のフィールドワークは、霧島市と湧水町内の「霧島ジオパーク」に関係する場所で行い、ワークショップ及びドローンの活用実習は、大学で行う予定です。ジオカルチャーツアーは、湧水町の筒羽野疏水において、ドローン活用による空間地図作成体験イベントを行い、その後大学で開催されるシンポジウムにおいて、筒羽野疏水のイベントで撮影された映像から作成された空間地図と、研究者が事前に作成した空間地図が公開されます。事前に撮影する場所は、霧島市の中岳登山口の高千穂河原(ミヤマキリシマが自生する自然環境をドローンで撮影)が予定されています。
それぞれのイベントにおいては、イベントの目的達成の指標を定めてイベントの運営が行われます。例えばイベントⅠとⅡでは、ビギナーから経験者までの参加者のドローン操縦の習熟度を評価すること。また、参加者へのアンケートによって、ジオツーリズムにドローンを活用することに対する期待される成果等の調査が実施されます。ⅢとⅣの空間地図視聴会とドローン活用シンポジウムでは、ドローン活用による空間地図作成が、これからのジオカルチャーツアーの進展にどのように活用されていくかの協議が行われます。
尚、本研究では以下の団体から賛同・協力をいただいております。
(共通教育センター)