データサイエンスのオンライン出前授業
「高校生のためのデータサイエンス入門」

2024-06-18

6月14日(金)、本学工学部の情報・AI・データサイエンス学科に所属する髙橋文徳准教授が、鹿児島県立古仁屋高等学校の希望する高校生に向けて、データサイエンスの出前授業をオンラインで行いました。
「高校生のためのデータサイエンス入門」というタイトルから開始したこの授業は、前半はデータサイエンスの概念についての講義、後半はデータ分析を実際に行う体験型の演習から構成されています。
前半の講義は、イラストを多用した実例に基づくデータサイエンスのプロセスについて説明が行われました。

講義の資料の例

後半の演習では、実社会で用いられている情報を利用し、高校生が自ら解釈を試みました。高校生はディスプレイに表示されたQRコードを読み込み、自身の解釈に基づいて設問に対し「はい」または「いいえ」を選択します(このように学習者が自ら主体的に学習に参加する学びの形を「アクティブラーニング」と言います)。

高校生の解答は直ぐに担当教員に届き、状況が把握できる仕組みになっています。「はい」または「いいえ」という単なる選択だけでなく、スマートフォンやタブレットのディスプレイ上に指で描いたイラストや数式を提出することもできます。この仕組みは、Microsoft社のFormsやWhiteBoardという技術を利用しています(第一工科大学の学生には、無償でMicrosoft社のソフトを利用するための権利が与えられます)。

体験型演習の資料の例

今回の出前授業の特徴は、学習者が自分でデータを分析し、その結果を発表する点にあります。学習者の着眼点に対し、担当教員は必ずフィードバックを返します。この繰り返しにより、学習者は知識だけでなく、実践的なスキルも身につけることができます(情報・AI・データサイエンス学科の授業「データサイエンス演習」は、このような形で行われています)。

出前授業の様子

末筆となりますが、鹿児島県立古仁屋高等学校の高校生に対して、このような機会を提供できたことに、心から感謝申し上げます。

(社会・地域連携センター)