留学生と霧島市立川原小学校児童さんとの交流会
2024-07-29
2024年7月12日(金)に日本語講座を受講している新入生の留学生が霧島市立川原小学校の児童さんと交流会を行いました。
昨年度から始まったこの交流は、今回で2回目となり、今回は、ネパールからの留学生3名、中国からの留学生4名、合計7名で参加しました。
今回の活動内容は、まず留学生が児童さんに母国や故郷の紹介し、児童さんは学校でどんな1日を過ごしているかなどを日本語で説明します。
最初に、中国の留学生の故郷である、浙江省と重慶市の紹介をして、中国語の絵本を音読しながら日本語で解説しました。次に、ネパールの留学生からの母国・ネパールの小学生の1日の紹介、ヒンドゥー教の簡単な説明をした後に、ネパール語の絵本の音読と日本語での翻訳を音読しました。
その後、ネパールの伝統的な子ども達の遊びである「チュンギ」をするために、輪ゴムと結束バンドで工作をしました。留学生達に教えてもらいながら、川原小学校の児童さんは1人1個ずつ作りました。「チュンギ」はゴムでできたボールのようなものを足や手をつかって地面に落とさないようにリフティングやトスを続けます。完成したあとは、教室内で思い思いに蹴ったり、手でトスしたりしてみました。ゴムの動きが思いのほか不規則で、とてもよく飛んだり、うまく当たらなかったりと苦戦しつつも、全員とても笑顔でチュンギを楽しむことができました。
最後に川原小学校の児童さんが準備してくれた発表を聞いて自己紹介カードをもらい、とても素晴らしい交流となりました。次回は留学生達も自己紹介カードを準備していきたいと思います。
留学生は、今回参加するにあたり日本語講座の中で、調べる、発表する、修正する、また発表する、を繰り返し行いました。調べてみて初めて自分達がよく自国のことを知らないということを知り、もっと内容を工夫してみたり、日本語の読み間違いなどを修正したりするなど実践的な学びで準備を進めてまいりました。
地域との交流を重ねることは、留学生の学びを学内だけに留めることなく、可能性を広げることができると考えています。留学生にとって彼らの国や文化、宗教や価値観が当たり前ですが、私たちがそれを知る事で大きな学びになることがよくあります。それをお互いに経験することができると、日本や世界に興味関心が深まったり、探求心を高めたりすることに繋がりますので、これからも留学生と地域の方々との交流を続けていきたいと思います。
今回、ご協力くださいました霧島市立川原小学校の皆様に心より感謝申し上げます。
(国際交流センター)