第26回 計測自動制御学会
システムインテグレーション部門講演会で研究発表

2025-12-15

令和7年12月10日〜12日、広島国際会議場にて開催された第26回 公益社団法人 計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会SI2025にて、工学部機械システム工学科寄田明宏助教が「カンガルー型ロボットセラピーのためのシミュレータ開発」というタイトルでポスター発表を行いました。
⾼齢者の社会的孤⽴や孤独が問題となっており、この問題の解決策として、aiboやLOVOTなどのセラピーロボットの需要が⾼まっています。ロボットセラピーでは、1⼈または複数⼈が1台のロボットとインタラクションすることが多いですが、1⼈あたり複数のロボットを⽤いた研究は少なく、インタラクション⼿法は⼗分に検討されていません。そこでカンガルーケアというケア手法に着目し、親子カンガルーロボットを用いたロボットセラピーを提案しています。
社会心理学のソシオン理論と動物行動学の知見からロボットセラピーの社会学的モデルを実装したシミュレータを開発しています。

・学会説明

近年、深刻化する少子高齢化や労働力不足といった社会課題に立ち向かい、新たな価値創造へとつなげるために、テクノロジーにより人間の能力、ひいては人の可能性を拡張するシステムインテグレーションが求められています。そこでSI2025では、「人の可能性を拡張するシステムインテグレーション」をテーマに、産官学の研究者・技術者が集結し、人間・社会・人工物に関わる各分野の発展と推進を目指して講演発表および討論を行います。
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(機械システム工学科)