熊本地震の仮設団地の現地調査およびシンポジウムに参加しました
2026-09-25
9月9日(水)、建築デザイン学科の副田・古賀研究室は、熊本県内の応急仮設団地を訪れ、現地調査を実施しました。
調査では、応急仮設住宅の住環境や団地内の配置、集会所などを確認するとともに、実際に仮設住宅で生活する住民の方々からお話を伺いました。ヒアリングでは、限られた居住空間での生活や身体的な負担、被災した自宅の再建や公費解体への不安、地域コミュニティの変化など、被災後の暮らしに関するさまざまな課題について聞き取ることができました。
その後、9月20日(日)には、熊本県立大学ひごミライホールで開催された「KASEI(Kyushu Architectural Student-Supporters for Environmental Improvement)シンポジウム」に、副田和哉准教授、古賀壮一朗助教、副田・古賀研究室の学生、辻潔教授が参加しました。
シンポジウムでは、平成28年熊本地震から令和2年7月豪雨まで、約10年間にわたるKASEIの活動を振り返るとともに、能登半島地震での取り組みや、これまでの経験を今後の災害支援にどのようにつなげていくかについて、大学・行政・実務者らによる報告と意見交換が行われました。
第二部のディスカッションでは、副田准教授が登壇し、9月9日に実施した応急仮設団地でのヒアリングを踏まえながら、今後どのように仮設団地へ関わっていくのか、大学や学生にどのような支援が可能なのかについて意見を述べました。
今回の現地調査とシンポジウムへの参加を通して、応急仮設住宅を単なる一時的な住まいとして捉えるのではなく、被災者の暮らしや地域とのつながり、その後の生活再建までを含めて考えることの重要性を改めて確認しました。今後も現地での活動や対話を重ねながら、建築を通した災害支援と地域の復興について研究・実践を続けていきます。



(建築デザイン学科)