髙嶋 洋

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髙嶋 洋 Hiroshi Takashima

教授
茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程修了 博士（理学）
受験生へのメッセージ

地球温暖化の進行に伴い、これまでにない規模の水害や土石流などが発生しています。また、都市化に伴う大地の人為改変や人工地層の拡大は、陥没や大地震による液状化－流動化、あるいは有害物質含有地層の拡大など、都市を脆弱化しています。こうした諸問題に対し、人々の暮らしに寄り添い、大地と水循環の知識を基に解決を図るエンジニアが求められています。自然のあり方や現象をともに学び、地域で生き抜くチカラを身につけてみませんか。

教育研究活動 (現在)
専門分野

社会地質学、水文地質学、地文学

現在の研究テーマ

水循環と都市の関わりに係る研究、人工地層の形成機構や層序確立に関する研究、 地下水の利活用と保全及び法制度に関する研究、 地域地質と都市開発に係る研究

担当講義

土質工学Ⅰ、土質工学Ⅱ、水環境工学、エコライフ論、環境微生物学、環境・エネルギー演習

教育研究・技術業績 (過去)(保有資格等)
論文
  1. 髙嶋 洋, 2025, 霧島地域の水が関わる特殊地形及び地形発達過程に係る研究. 令和6年度霧島ジオパーク学術研究報告書.
  2. Nenad Maric・Hiroshi Takashima・Takeshi Nakano・Vesna Jerkov・Latinka Slavkovic Beskoski・Vladimir Beskoski, 2024, Assessment of Groundwater contamination in the South Industrial zone of PANCEVO. The fourth international conference on sustainable environment and technologies. University “Union- Nikola Tesla”, 201-215.
  3. 高嶋 洋・新地青空, 2024, 霧島市奥新川地域における水道水源の湧出機構に係る研究. 令和5年度霧島ジオパーク学術研究報告書.
  4. 髙嶋 洋, 2023, 環霧島地域における湧水の持続可能性に係る研究, 令和4年度霧島ジオパーク学術研究報告書.
  5. 井上和道・冨安卓滋・高嶋 洋・村尾智・山田和芳, 2023, 鹿児島県旧山ヶ野金山尾鉱堆積物中水銀濃度の鉛直変動. 第32回社会地質学シンポジウム講演論文集, 131-134.
  6. 高嶋 洋・山田和芳・冨安卓滋・村尾 智, 2023, 鹿児島県旧山ケ野・永野金山における尾鉱の人工地層. 第32回社会地質学シンポジウム講演論文集, 121-124.
  7. 髙嶋 洋, 2023, 堰き止め地形の排水能力に係る法的枠組み. 第32回社会地質学シンポジウム講演論文集, 39-42.
  8. 高嶋 洋・吉富 邑弥, 2022, 人工地層による堰き止め地形. 第31回社会地質学シンポジウム講演論文集, 59-62.
  9. 吉富 邑弥・田中龍児・高嶋 洋, 2022, 霧島市国分地区における人工地層の発達過程と堰き止め地形. 第31回社会地質学シンポジウム講演論文集, 63-66.
  10. 髙嶋 洋, 2020, 下総台地の微小地形発達に係る考察,第30回社会地質学シンポジウム講演論文集, 77-80.
  11. 髙嶋 洋・楡井 久, 2019, 地質学に立脚した地下水法制度の検討　―私水と公水の共生について―, 社会地質学会誌, vol.15, No.3/4, 31-45.
  12. 髙嶋 洋・楡井 久, 2019, 人工地層の観察と人為堆積物との比較による層序特性, 第29回社会地質学シンポジウム講演論文集, 149-152.
  13. 楡井 久・風岡 修・高嶋 洋・川辺 孝之・田村 嘉之, 2018, 流動化現象の典型例 ―札幌市清田区里塚―, 第28回社会地質学シンポジウム講演論文, 131-134.
  14. 髙嶋 洋・楡井 久, 2018, 地質環境に基づく地下水保全法制度の検討, 第28回社会地質学シンポジウム講演論文集, 77-80.
  15. 髙嶋 洋・2018年北海道胆振東部地震環境地質調査団, 2018, 2018年北海道胆振東部地震で発生した厚真町の斜面崩壊機構について, 第28回社会地質学シンポジウム講演論文集, 47-50.
  16. 髙嶋 洋・風岡 修・香川 淳・吉田 剛・酒井 豊・楡井 久, 2017, 千葉県北西部の地質構造と地質汚染の脆弱性（予察）, 第27回社会地質学シンポジウム講演論文集, 31-34.
  17. 竹内真司・能城 悠・高嶋 洋，2016，複数帯水層における揮発性有機塩素化合物の長期モニタリング結果に基づく移行挙動の概念化，社会地質学会誌, vol.12, No.3/4, 32-37.
  18. 髙嶋 洋, 2016, 地下水資源の課金について, 第26回社会地質学シンポジウム講演論文集, 1-2.
  19. Hiroshi TAKASHIMA, Koichi UTSUGI, Takashi HOSHOTANI, Osamu KAZAOKA, Yutaka SAKAI , Atsushi KAGAWA, 2015, The examination of Dehalococcoides sp. on VOCs groundwater pollution site in NODA City, The Fifth International Symposium on Man-Made Strata and Geo-Pollution, Urayasu Chiba JAPAN，107-112.
  20. 髙嶋 洋, 2015, 地下水保全法案の再検討, 第25回社会地質学シンポジウム講演論文集, 111-114.
  21. 髙嶋 洋, 2008, 最も脆弱な帯水層と地質環境管理, 地質汚染-医療地質-社会地質学会誌, vol.4, No.3/4, 43-54.
  22. 髙嶋恒太・難波謙二・楡井 久, 2005, 関東ローム層におけるクエン酸アルミニウム分解性微生物の分布, 地質汚染-医療地質-社会地質学会誌, vol.1, No.2, 68-80.

他多数

講演
  1. 高嶋 洋, 2025, ルスツリゾートの水文地質概要と水循環の実観測に基づく地下水マネジメントの意義. 水循環シンポジウム in 留寿都.
  2. 高嶋 洋, 2025, 堰き止め地形形成に関わる基盤地形. 日本地質学会第132年学術大会.
  3. 高嶋 洋, 2025, 地下水位変動観測で判明した水田湛水の河川流出抑制効果. 第一工科大学公開講座.
  4. 高嶋 洋, 2025, 霧島地域の水が関わる特殊地形及び地形発達過程に係る研究. 令和6年度霧島ジオパーク学術研究発表会.
  5. 高嶋 洋, 2024,さつま町穴川下流域の地形地質発達史. さつま町地域報告会.
  6. 高嶋 洋・Nenad Maric・一瀬 諭・中野 武・Vesna Jerkov・Latinka Slavkovic Beskoski・Vladimir Beskoski, 2024, セルビア国ポニャビッツァ自然公園水域と周辺地下水のリン汚染. 第34回社会地質学シンポジウム講演論文・要旨集77-78.
  7. 高嶋 洋・鮫島幹太, 2024,地下水位変動観測で判明した水田湛水の河川流出抑制効果. 第34回社会地質学シンポジウム講演論文・要旨集, 29-30.
  8. 高嶋 洋, 2024, 地域の水文地質構造と地下水盆管理の重要性. 水循環シンポジウムinルスツ.
  9. 高嶋 洋, 2024, 鹿児島地溝帯が育む霧島地域の水循環. 平成６年度鹿児島県地学会秋季講演会及び地質見学会.
  10. 高嶋 洋, 2024, すごいぞ！霧島の水道水. 水の日・水の週間連携_霧島ジオパーク講演会. 霧島市.
  11. 高嶋 洋, 2024, 世界の水政策とセルビアの水事情. 第一工科大学公開講座.
  12. Hiroshi TAKASHIMA, 2024, Lithostratigraphic Study on Humanmade strata in Kirishima City, Kagoshima Prefecture, Japan. The 37th International Geological Congress, Busan Korea.
  13. Hiroshi TAKASHIMA, 2024,「Water Cycle in the Nature Park Ponjavica」. The University of Belgrade-Faculty of Chemistry, Belgrade, Serbia.
  14. 高嶋 洋, 2024, 空と海,大地をつなぐ水循環と野田市の地下水. 野田ロータリークラブ卓話, 野田市.
  15. 高嶋 洋, 2024, 松原地区の水循環. 国分姶良と重富海岸の水循環研究発表会.
  16. Hiroshi TAKASHIMA, 2023,「Groundwater Pollution in the Southern Industrial Zone of Panchevo City」, The University of Belgrade-Faculty of Chemistry, Belgrade, Serbia.
  17. Hiroshi TAKASHIMA, 2023,「Importance of Pollution Mechanism Elucidation Survey and Unit Investigation Method」, Panchevo City, Serbia.
  18. Hiroshi TAKASHIMA, 2022,「Legal system for water circulation and groundwater conservation in JAPAN」. Panchevo City, Serbia.
  19. Hiroshi TAKASHIMA, 2022,「Geo-pollution and Water Cycle」. The University of Belgrade-Faculty of Chemistry, Belgrade, Serbia.
  20. 高嶋 洋・新地青空, 2024, 霧島市奥新川地域における水道水源湧水の湧出機構に係る研究. 令和5年度霧島ジオパーク学術研究発表会.
  21. 高嶋 洋, 2023, 空と海,大地をつなぐ水循環と錦江湾の地下水. 鹿児島県環境管理協会錦江湾ブロック研修会.
  22. 高嶋 洋, 2023, 健全水循環と地下水マネジメント. 公害防止管理者等リフレッシュ研修会.
  23. 髙嶋 洋・張 池, 2023, 鹿児島県霧島市国分地区の人工地層の鉱物種構成. 日本地質学会第130年学術大会京都大会.
  24. 高嶋 洋, 2023, 空と海大地をつなぐ水循環と地下水. 第一工科大学公開講座.
  25. 高嶋 洋, 2023, 環霧島地域における湧水の持続可能性に係る研究. 令和4年度霧島ジオパーク学術研究発表会.
  26. Hiroshi TAKASHIMA, 2022,「Groundwater Contamination Countermeasures in N City, Chiba Prefecture through Industry-Government-Academia Collaboration」, Panchevo City, Serbia.
  27. Hiroshi TAKASHIMA, 2022,「Confirmation of the function of groundwater observation wells」, Panchevo City, Serbia.
  28. 高嶋 洋, 2022, 尾鉱堆積物の地質学的特徴について. 尾鉱堆積場の管理に関する現地討論会, さつま町.
  29. 高嶋 洋, 2022, 堰き止め地形の形成過程と堆積機構. 日本地質学会第129年学術大会.
  30. 高嶋 洋, 2022,霧島市における湧水利用上水道の地質特性と持続可能性. 日本地質学会第129年学術大会.
  31. 高嶋 洋, 2022,水郷潮来の地形発達史と利根川東遷の意味. 第5回シンポジウム「水循環の恩恵と関東平野」水郷の暮らしと水循環シンポジウム～水郷水循環の街・環境公共潮来～講演集, NPO法人日本地質汚染審査機構, 7-12.
  32. 高嶋 洋, 2021, 潮来湧水宣言と趣旨説明. 第4回シンポジウム「水循環の恩恵と関東平野」香澄の郷・水循環シンポジウム～水郷水循環の街・環境公共潮来～講演集, NPO法人日本地質汚染審査機構, 7-12.
  33. 髙嶋 洋・竹内真司・風岡　修, 2021, 20年経過したCVOC地下水汚染サイトのモニタリング効果と単元調査法の重要性. 日本地質学会第128年学術大会講演要旨集、128-129.
  34. Hiroshi TAKASHIMA, 2021, Sedimentation of pollutants in geological environments and its management. Webinar on sharing Japan’s technologies and knowledge applicable to ASGM management in Indonesia.
  35. 髙嶋 洋, 2019, 人々の暮らしと水の大循環, 第2回シンポジウム「水循環の恩恵と関東平野」－久留里湧水と水循環シンポジウム－, 91-102.
  36. 髙嶋 洋, 2017, 千葉県の水資源における地下水資源の役割, 第1回シンポジウム「水循環基本法第10条」－水循環の恩恵と千葉県－, 63-71.
学協会活動
  • 日本地質学会　理事(平成３０年～令和元年）
  • 社会地質学会幹事長（平成２０年～）
  • 社会地質学会編集委員（平成１８年～）
社会活動

日本地質学会、社会地質学会、日本地下水学会、応用地質学会

著書

髙嶋　洋, 2008, 千葉県の自然誌（本編８）変わりゆく千葉県の自然　第３部　第１章　第３節　内陸の地質環境（台地・丘陵）,千葉県, 460-470.

受賞

令和6年12月 社会地質学会　講演賞、「地下水位変動観測で判明した水田湛水の河川流出抑制効果」

平成27年12月 社会地質学会　講演賞、「千葉県北西部の地質構造と地質汚染の脆弱性（予察）」

保有資格
  • 地質汚染診断士
  • 教員免許中学1級・高校2級(理科)
  • 測量士補
連絡先

h-takashima[a]daiichi-koudai.ac.jp ([a]を@に変えて下さい)