若井教授がAPEC-ENGINEERとして認定されました(情報電子システム工学科)

2016-04-04

若井教授がAPEC-ENGINEERとして認定されました(情報電子システム工学科)

2016-04-04

若井教授がAPEC-ENGINEERとして認定されました

情報電子システム工学科
 若井教授は技術士活動を始めて30年になります。多く執筆や業務実績が評価されて今回APEC-Engineer(Electrical)に認定されました。
 
APECエンジニアとは、業務活動の国際化と共に、技術士も日本国内のみならず広く海外で活躍する必要があり、国際間で認証されたエンジニアのことです。
APECエンジニア制度は1995年11月に大阪で開催されたAPEC(Asia- Pacific Economic Cooperation)首脳会議において、「APEC域内の発展を促進するためには、技術移転が必要であり、そのためには国境を越えた技術者の移動が不可欠である」旨の決議がなされました。
 

2000年11月1日、APECエンジニアの要件が取りまとめられ「APECエンジニア・マニュアル」として公表され、これを基本文書としてAPECエンジニアの枠組みが創設されました。

これにもとづいて7エコノミー(日本、オーストラリア、カナダ、中国香港、韓国、マレーシア、ニュージーランド)が、APECエンジニアの登録を開始しました。その後インドネシア、フィリピン、米国、タイ、シンガポールおよびチャイニーズ・タイペイ、ロシアが正式加盟し、現在は14のエコノミーが参加しています。APECエンジニアになるためには、「APECエンジニア協定」に記載してある7つの要件に準じた内容に関して審査を受ける必要があります。

 

1) 定められた学歴要件を満たすこと
2) IEAが標準として示す「エンジニアとしての知識・能力(International Engineering Alliance competency profile for engineers)」に照らし、自己の判断で業務を遂行する能力があると認められること
3) エンジニアリング課程修了後7年間以上の実務経験を有していること
4) 少なくとも2年間の重要なエンジニアリング業務の責任ある立場での経験を有していること
5) 継続的な専門能力開発を満足できるレベルで実施していること
6) 業務の履行に当り倫理的に行動すること
7) プロフェッショナル・エンジニアとして行った活動及び決定に対し責任をもつこと

 

技術者の活動範囲がグローバル化する中で、学術的な分野の追求や実社会でのビジネス貢献が要求されます。多くの研究者、技術者の方には技術士の取得を目指して欲しいと思っています。今回の認定に際して鹿児島県技術士会のご支援に感謝します。