【知事から学生の皆さんへ】
感染者数が再び増加しています。最大限の警戒を!!

2022-04-01

県内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数については,緩やかな減少傾向となっていましたが,3月の3連休以降,急激に増加に転じ,3月29日は759人,30日は776人と,連日,過去最多を更新し,31日も689人と多くの感染者が確認されています。
この増加傾向は九州各県をはじめ,全国で見られており,このままでは短期的なリバウンドではなく,第7波に突入してしまうのではないかと強く危惧しています。

現在の感染状況を見ると,高齢者の感染が少ない一方で,10代,20代の若い方の感染が増えています。これは,春の移動シーズンを迎え,進学や卒業,就職などを記念して,こうした若い方の交流が活発化している影響ではないかと推測されます。また,春の大会など部活動やサークル活動に伴う感染も増えています。
卒業などをお祝いする友人どうしの会食や旅行などにおいては,第三者認証を取得している飲食店や宿泊施設など感染防止対策を講じている店舗等を選び,気を緩めることなく,マスクの着用,手指消毒の実施,定期的な換気,カラオケやライブで大声を出さないなどの基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
部活動などにおいては,密を避け,十分な換気を行うほか,休憩時にはマスクを着用するなど,感染防止対策を徹底してください。また,体調不良の場合は参加しないようにしてください。

県内では,18日に感染性,伝播性がより強いオミクロン株のBA.2系統が確認され,これまでのオミクロン株から一定程度置き換わってきていることも推測されます。
オミクロン株は,潜伏期間が約2日間と短いため,早期に感染を確認することにより,感染を拡げないことが重要です。喉の痛みや倦怠感など少しでも体調の異変を感じた場合には,早めに地域の医療機関を受診するようお願いします。また,無症状でも感染の不安のある方は,県の無料PCR等検査をご活用いただきたいと思います。
体調に異変を感じた方や感染の不安がある方は,できるだけ外出を控え,人との接触においても細心の注意を払うようお願いします。

第6波においては,若者の感染拡大の後,高齢者施設や病院でのクラスター発生など,高齢者への感染が発生し拡大しました。重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を有する方への感染が拡大すると,医療提供体制の逼迫,死亡者の増加につながりかねません。高齢者等に接する場合には,マスク会食の徹底など,高齢者等の命を守る行動をお願いします。
ワクチンの3回目接種については,高齢者の接種は進んでいますが,若い方で希望される方は,接種券が届き次第,早めの接種をお願いします。

これからまだ春の移動シーズンで,歓迎会などのイベントが続くと思います。
まん延防止等重点措置は解除されましたが,爆発的感染拡大警報は継続中です。市中感染が拡がり,感染経路不明の感染者の割合が5割程度と高い状態となっています。いつ,どこで,誰から感染するか分からない,非常に危険な状況となっています。家庭内感染も依然として多くなっています。ご自身とご家族の身を守るため,最大級の警戒感を持って,感染防止対策をお願いします。