【令和元年度 国分高等学校 SSHサイエンス研修活動への支援】
2019-12-06
11月15日(金)、国分高等学校1年生が課題研究テーマ選定の研修を目的として、第一工科大学を訪問しました。
文科省からSSHに指定された国分高等学校では、様々な分野について高校生が課題研究のテーマを自ら決めて、通常授業の傍ら、2年間の研究活動を行うとのことでした。
今回は、航空工学部門を希望している1年生38名と引率の先生3名の皆さんが来校されました。
大学側は、航空工学部航空工学科航空工学専攻の髙口教授、古川教授、同航空操縦学専攻の北村准教授、勝又准教授、同航空整備工学専攻の髙橋教授ほか、入試課、広報部の職員の皆さんに協力頂きました。
先ず、座学として航空業界においてどの様な仕事があるのかを、「航空機を飛ばす仕事」、「航空機を維持する仕事」、「航空機を創る仕事」と言った観点から説明がありました。
また、将来的にパイロットが大幅に不足する事態が報道されています(2030年問題)が、将来的に航空業界の他の部門においても人材不足となることについての説明がありました。
次に、民間宇宙事業に関する説明の中で、現在、鹿児島県では地域町おこしを宇宙事業で、と活発な活動されている自治体(肝付町)の紹介があり、関連して鹿児島県内で研究開発が行われている「鹿児島ロケット」の紹介がありました。
文科省からSSHに指定された国分高等学校では、様々な分野について高校生が課題研究のテーマを自ら決めて、通常授業の傍ら、2年間の研究活動を行うとのことでした。
今回は、航空工学部門を希望している1年生38名と引率の先生3名の皆さんが来校されました。
大学側は、航空工学部航空工学科航空工学専攻の髙口教授、古川教授、同航空操縦学専攻の北村准教授、勝又准教授、同航空整備工学専攻の髙橋教授ほか、入試課、広報部の職員の皆さんに協力頂きました。
先ず、座学として航空業界においてどの様な仕事があるのかを、「航空機を飛ばす仕事」、「航空機を維持する仕事」、「航空機を創る仕事」と言った観点から説明がありました。
また、将来的にパイロットが大幅に不足する事態が報道されています(2030年問題)が、将来的に航空業界の他の部門においても人材不足となることについての説明がありました。
次に、民間宇宙事業に関する説明の中で、現在、鹿児島県では地域町おこしを宇宙事業で、と活発な活動されている自治体(肝付町)の紹介があり、関連して鹿児島県内で研究開発が行われている「鹿児島ロケット」の紹介がありました。
-航空業界の概要説明-
座学の後は、航空工学部の上記3専攻の主要な教育設備の見学が行われ、航空操縦学専攻については操縦シミュレーターの見学とシミュレータ体験、航空整備学専攻では整備実習に用いる小型機の実機見学と搭乗体験、航空工学専攻では翼に作用する揚力についての概要説明および風洞設備の見学が行われました。
-航空操縦学専攻におけるシミュレータ体験-
-航空整備工学専攻における整備演習用実機搭乗体験-
-航空工学専攻における風洞設備見学-
昼食後は日本エアコミュータ(JAC)鹿児島空港での研修のために鹿児島空港エリアに移動しました。
最初に会社の全体説明、航空機に作用する力、翼に揚力が発生する理屈について簡単な模型実演も含めて分り易く説明がありました。
座学の後は、小型旅客機SAABの操縦シミュレータ体験および格納庫で整備中の実機(SAAB,ATR)の説明、機内への搭乗体験など、通常ではなかなか経験できない内容に高校生のみなさんは目を輝かせて担当者の皆さんの説明に耳を傾けていました。
定期路線で運用されている実機に接することにより、今までよりも飛行機を身近に感じてもらうことができたのではないかと思います。
今回のサイエンス研修が、将来航空業界で活躍する人材の誕生に繋がればこれほど嬉しいことはありません。
(航空工学科)