きりしまチャレンジャーで機械工学の科学体験(機械システム工学科)

2016-09-02

きりしまチャレンジャーで機械工学の科学体験(機械システム工学科)

2016-09-02

きりしまチャレンジャーで機械工学の科学体験

“実験を通して機械工学を身近に感じよう”

機械システム工学科

 

 

 8月17日(水)、“きりしまチャレンジャー”が開講されました。この活動は、第一工科大学と霧島市教育委員会が、小学生に科学の面白さを体験してもらおうと毎年開かれているものです。今回、機械システム工学科では、2つのテーマで機械工学に関する科学体験を実施しました。

 『ペットボトルの中で浮力と圧力の関係を調べよう』と、『ベルトを使って走るペットボトルモーターカーを作ろう!』の2つのテーマで機械工学に関する科学体験を実施しました。

 

 一つ目は、『ペットボトルの中で浮力と圧力の関係を調べよう』と題し、身の回りにあるペットボトルやたれびん(醤油さし)などを使って簡単な浮力を調べる実験をしてもらいました。

  参加したのは霧島市の小学生3~6年生12名でした。最初にこの体験のねらいと、浮力と密度について原理を簡単に説明し、浮沈子(ふちんし)=たれびん (魚の形の醤油さし)に水を入れて、密度を変えたものを、水を入れたペットボトルの中に入れて、ペットボトルを外から押して圧力を加えることにより密度と 浮力が変化し、浮き沈みすることを実験で確認しました。

 大学生のお兄さんに手伝ってもらいながら実験を行っていました。そのあと、浮沈子に釣り針を付けて、ペットボトルに沈めたプラチェーンを吊り上げる速さを競うゲームを行い楽しく遊んでいました。この体験を通して浮力の関する定理について学んでもらいました。

 

体験のねらいと、密度・浮力の原理について説明

浮沈子の浮き沈みの原理を説明

浮力を実験中

プラチェーンをうまく釣れるかな?

 

 二つ目は『ベルトを使って走るペットボトルモーターカーを作ろう!』と題し、身の回りにあるペットボトルや輪ゴムなどを使って簡単な電気自動車を作る体験をしてもらいました。

 参加したのは霧島市の小学生3~6年生と中学生1、2年生で、合計14名でした。最初にこの体験のねらいと、世の中の技術との関わりを簡単に説明し、早速モーターカーの作製にとりかかりました。大学生のお兄さん、お姉さんが中心となって学生のサポートを行い、カッターナイフやはんだごて、グルーガンなどの道具を使ってモーターカーを作っていきました。他の学生や大学生のお兄さんと相談しながら試行錯誤を行うことで、穴の開け方や部品の配置を工夫している子もいました。完成させると数人でレースをさせて楽しく競い合っていました。中には、ベルトから車軸へ上手く動力が伝わっていなかったり、直進せず旋回したりするような子もいましたが、大学生のお兄さんや先生方と一緒になって原因追及と調整を行い、全員走らせることができました。この体験を通じて、ものづくりの楽しさと社会での重要性を理解していただけたら嬉しいです。

 

体験のねらいと世の中の技術との関わりについて説明

大学生が講師になり講座を進行

みんなで車輪を作成中

競技会:誰の車が一番早いかな