公開研究会「薩摩の麓の地元研究とその活かし方」を開催しました

2020-03-01

令和2年2月29日(土曜日)、第一工科大学ソラトピア棟で、建築デザイン学科の河原洋子教授が公開研究会「薩摩の麓の地元研究とその活かし方(国分)」を開催しました。重点テーマは、「京都とのつながりを探す」です。 
河原先生は、国分のまちに京都を見出すために、国分で晩年を過ごした島津家16代当主義久の歴史などを紹介しました。2002年から活動を続けていらっしゃる「古絵図を描く会」の小野郁子代表らは、文献調査を行いながら、長さ5mもの紙面に、江戸時代の国分のまちを描いた経験などをお話しくださいました。
また、建築デザイン学科4年生の前田美和さんは、卒業研究として調査した、かつて国分麓だった範囲の現状を発表しました。カナダプレイスの岩下富美代さん(平成30年度第一工科大学卒業生)は、昨年度の卒業研究として調べた、第一工科大学の南にあった義久が建立した龍昌寺などについて発表し、地元の竜昌寺墓地管理委員会は今後の龍昌寺跡保全活動についての抱負を述べられました。
雨のため龍昌寺跡の見学会は中止されましたが、20名ほどにお集まりいただき有意義な会になりました。

 

 

-200229公開研究会-

 

 

 

(建築デザイン学科)