李德河教授による講演(大学事務局)

2016-12-16

李德河教授による講演(大学事務局)

2016-12-16

李德河教授による講演

大学事務局
 

 

 12月15日(木)、本学において、台湾国立成功大学工学院 李德河教授による講演が実施されました。

 始めに工学部長による李教授の紹介のあと、霧島整形外科医 龍先生による「八田與一氏」の紹介に引き続き、李教授による「台湾経済を変えた日本人 八田與一 の偉大なる功績」と題しての流暢な日本語による講演が開始されました。

 八田 與一氏(はった よいち、1886年~1942年)は、日本の水利技術者で、日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られています。

 講演では、①はじめに台湾で最も愛されている日本人の一人、八田與一氏の説明の後、②八田氏とその功績、③烏山頭ダムの工事概要、④セミ・ハイドロリックフィル工法、⑤大型土木機械の採用、⑥三年輪作の給水法、⑦烏山頭ダムの現況、⑧選奨土木遺産認定、⑨おわりにとして、「人生の大半を嘉南平原に捧げた一人の土木技術者、八田與一氏、その知恵と努力は烏山頭ダムの水と共に、今も嘉南平原の土地と人々の心を潤している。」と締めくくり、終了後は、教員の先生方からの質問等もあり、1時間20分の講演が終了しました。

 第一工科大学は技術者を育てる大学です。何のために技術を学ぶのか、そしてその学んだ技術をどのように社会に貢献できるのか(技術者の可能性)と言うことを具体的に本日の李教授のお話を通して、これからの生きる目標を得ることができたと思います。

 今後、台湾を訪れる機会がありましたら是非、烏山頭ダムに立ち寄り、日本人の誇りである八田氏の偉業もさることながらその人柄に触れてみたらいかがでしょうか。

 

講師 李德河教授

講演中の李教授

熱心に聞き入る聴講者

李教授を囲んでの記念撮影