鹿児島県立明桜館高等学校 高大連携模擬授業(航空工学科)

鹿児島県立明桜館高等学校 高大連携模擬授業(航空工学科)

2016-07-29

鹿児島県立明桜館高等学校 高大連携模擬授業

航空工学科
 

 7月12日(火)、鹿児島県立明桜館高等学校において高大連携模擬授業として実施された大学出張講義で、鹿児島県の5大学の先生方により13講座の様々な分野の講義が行われました。本学からは航空工学科の齊藤教授が、『身近な流体力学~その原理と応用と題して高校1,2年生15名に対して講義を行いました。

 講義では、最初に飛行機やヘリコプタが飛ぶ原理を紹介し、翼に生じる揚力が、ベルヌーイの定理という流体力学の法則と密接な関係にあると説明がありました。次に自然界にも植物の種子の中には空中を滑空するものがあることにふれました。

 教授は「人間はこれにヒントを得て、基本的に動力を必要としないグライダーやジャイロプレーンを思いついたのかも知れません。また天然のグライダーともいうべきアルソミトラの種子は、核が絶妙な重心位置にあります。」と説明し、実際の飛行機でも重心位置や尾翼の効きが飛行に大きく影響することを、紙飛行機を飛ばして説明しました。

 ジャイロプレーンとは、一定の条件で、風を受けて翼が自転(オートローテーションという)し、その力で機体重量を支える回転翼機ですが、「ツクバネの種子は天然のジャイロプレーンです(斉藤教授)」ということを、紙コプターを使って実演しました。

 飛行機、ヘリコプタは必ずしも身近ではないかも知れませんが、私たちの身の回りにも自然界の原理が潜んでいることに気づいて、今後の勉強に役立てて頂けたら幸いです。