「森園研究室の紹介」(学生広報部)
2019-07-04
「森園研究室の紹介」(学生広報部)
2019-07-04
学生広報部
研究室訪問
こちら、学生広報部です。
みなさんに学生目線で第一工大の魅力について発信していきたいと思います。
研究室訪問第2回目の今回は、自然環境工学科の森園由香助教(以下先生)の研究室にお邪魔しました。
野菜の千切りが好き
—–まずは簡単に自己紹介をお願いします。
(森園先生)私は小中高ここ霧島市で過ごしました。ですので、霧島市内で外出すると必ずと言っていいほど知人に会います(笑)
大学は県立広島女子大学(現在の県立広島大学)で栄養の勉強をしており、中高、大学とバスケットボールをしていました。
料理をつくるのが好きで特に野菜の千切りが好きです(笑)休日は作り置きをつくってます。
また地元の仲間と月1回バスケットボールを楽しんでおり、大学ではバスケットボールとワンダーフォーゲル部の顧問をしています。
-しいたけと撮影(第一幼児短期大学調理室にて)-
しいたけを使った商品開発
—–現在活動していることについて教えてください。
(森園先生)霧島市の特産品であるしいたけを使った商品開発を第一工科大学、霧島市、JAあいらと共同で行っています。
2016年に共同開発した”霧島さん家のグラノーラ”は商品化されています。
また、昨年林野庁のコンテストで大賞を受賞したしいたけ、たけのこ、くりそれぞれを霧島茶と組み合わせた”Kirishima Tea JOIN森の三姉妹シリーズ”は今秋の発売にむけて本格的に取り組んでいます。
今年はしいたけを使ったプレッツェルを森のめぐみプロジェクトに出品しようと思っています。
-きのこのプレッツェルの試作をしています-
消費拡大を目指して
—–なぜしいたけを使った商品開発をしているのですか?
(森園先生)あまり知られていませんが、鹿児島県は原木栽培の生しいたけ生産量が3位で、霧島市は県内第一位の生産地となります。きのこは1日に50g摂取するのが適量といわれていますが、実際は15gほどしか消費されていません。体に良い働きをするきのこをもっと多くの人に食べてもらえるように、しいたけを使った新しい食品の開発を目指しています。特産品であり消費拡大を目指してしいたけを使ったものになります。
—–学校での主な活動を教えてください
(森園先生)今6次産業が注目されています。
6次産業とは自分たちで生産した農産物を、加工、流通販売まで行うことです。
わたしが主に受け持っている自然環境工学科の植物バイオシステムコースでは、食品の機能性を活かした商品化や加工について教えています。
6次産業とは… 一次産業×二次産業×三次産業
あとは学生にむけた食生活の指導を行っています。
以前学生に食生活についてのアンケート調査を行ったところ朝食をとらない学生が多くいました。どうして学生が朝食をとらないのか、またどうしたらとってくれるのか研究をしています。
その他にも公開講座やきりしまチャレンジャーにも参加しています。公開講座は2020年1月11日を予定しておりますので、ぜひご参加ください。
-取材は以上です。ありがとうございました!-
編集後記
先生は笑顔が素敵で親しみやすく、とても話しが盛り上がり、先生と学食のカフェで一緒にデザートを食べました。
先生おすすめのメニューを注文してお話がまた弾んでしまいました。
森園先生、とても興味深いお話、ありがとうございました。
-写真左がハニートースト、右がアメリカンワッフル。とてもおいしかった!-