きりしまチャレンジャーで航空宇宙の科学体験(航空工学科)

2016-08-22

きりしまチャレンジャーで航空宇宙の科学体験(航空工学科)

2016-08-22

きりしまチャレンジャーで航空宇宙の科学体験

航空工学科
 

 

 快晴の8月17日(水)、毎年恒例の科学体験「きりしまチャレンジャー」に参加するため、多くの小中学生が第一工科大学に集いました。航空工学科では、「ペットボトルロケット工作と試射」と「紙飛行機製作と飛行距離の記録会」が行われました。

 「ペットボトルロケット工作と試射」では、まずロケットが飛ぶ原理などの授業があり、これから作るロケットがなぜ飛ぶのかを理解したうえでペットボトルロケットの工作に取り掛かりました。自作のロケットができたらグランドに出て実際に発射させます。男の子と女の子のチームに分かれて競い合いました。飛距離では、発射前にペットボトルに空気を供給する力に勝る男の子チームが優勢でしたが、ロケットの耐久力では女の子チームが勝っていたようです。最後に担当の髙口教授から、体験に関連する技術が現在の実社会にどのように役立っているのか、またその技術が今後どの様に発展し、どの様な未来につながっていくのかについて説明がありました。

 

ロケットが飛ぶ原理の授業を受ける生徒たち
 

 
ペットボトルロケットの工作
 


ロケットの発射
 

 「紙飛行機製作と飛行距離の記録会」では、担当の齋藤教授から良く飛ぶ紙飛行機を折るためのコツを教わりながら各自自分の紙飛行機を折ると、体育館に行って飛距離を競い合いました。ただし、手で飛ばすのではなく、発射台を使いました。各自が製作した紙飛行機の飛行性能を比較するためには、紙飛行機を飛ばす時の条件を同じにしたほうがいいからです。翼の角度や重心の位置などによって、飛行距離は大きく変わります。

 これは紙飛行機だけのことではなく、実際の飛行機でも重心位置によって姿勢をコントロールする仕組みが必要なことの説明がありました。
 


良く飛ぶ飛行機を折るための授業
 


紙飛行機の製作
 


発射台による飛行距離の測定
 

 猛暑の中ではありましたが、航空工学科の科学体験に参加いただきありがとうございました。航空宇宙の世界に興味を持っていただけたら幸いです。

きりしまチャレンジャー2016