低速風洞実験を実施(航空工学科・航空工学専攻)

2019-07-12

低速風洞実験を実施(航空工学科・航空工学専攻)

2019-07-12

低速風洞実験を実施

航空工学科 航空工学専攻

 航空工学部 航空工学科 航空工学専攻で何を行っているのかをもっと知っていただく為に、今後いろいろな情報を載せていきます。

 今回は、その第一弾として低速風洞実験の様子を紹介します。

 7/5(金)航空工学科 航空工学専攻3年生が、航空工学実験の1テーマである低速風洞実験を実施しました。風洞の測定部に翼型(NACA23012)を取付、翼型の迎角を-5°から増加させた時に、翼に働く揚力(浮く力)、抗力(抵抗)等の変化を計測する実験です。

 学生は、翼型の取付・調整係、風洞操作係、迎角調整係、データ読取係、記録係の担当に分かれ協力しながら実験を実施しました。

 

計測室で実感データを計測中!!

計測室で実験データを計測中!!

 

 迎角の増加とともに、揚力が増加し、更に迎え角を増加するとある角度で揚力が急減する(この角度を失速角といいます)という現象を確認してもらいました。

 また、気流糸の動きのより、失速角で翼上面の流れがはく離している様子、翼端で渦が発生し大きな渦に成長する様子等を目視により確認してもらいました。

 

赤い気流糸により、はく離状態を確認

赤い気流糸により、はく離状態を確認

 

 

赤い気流糸の動きを真剣に観察する学生達

赤い気流糸の動きを真剣に観察する学生達

 

 航空力学の授業で勉強した翼周りの流れを再確認し、理解が深められたと思います。

 学生達は、今回実験をレポートにまとめ、提出するというミッションが残っています。実験結果、その結果からの検討・考察をレポートにまとめ上げなければなりません。

 実は、ここからが一番大変です。  みんな、頑張れ!

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