第53回環境工学研究フォーラムにて学生が発表(自然環境工学科)

2016-12-12

第53回環境工学研究フォーラムにて学生が発表(自然環境工学科)

2016-12-12

エコマテリアル研究室の学生が環境工学研究フォーラムで発表

自然環境工学科
  

 

 自然環境工学科環境システムコースの原田ふみえさん(3年生)と千蔵裕香さん(2年生)が北九州国際会議場で2016年12月6日~2016年12月8日に行われた第53回環境工学研究フーラムにて「茶殻の有効利用に関する検討」を発表しました。

 

 ペットボトルの茶飲料の生産の増加に伴って,大量に排出される産業廃棄物である茶殻の処分に困っている現状があります。特に,鹿児島県のお茶の生産量は全国第2位の産地であることから,茶殻廃棄物を有効利用できないか原田ふみえさんは,2年生の秋から茶殻を用いた雑草防除の研究を行ってきました。

 

 今年の春からは,千蔵裕香さんが加わり,お茶殻をトータル的に利用するための研究にも着手しました。そのひとつとして,雑草防除剤として抽出したあとの茶殻を古紙原料と混ぜ合わせた脱臭紙への利用を検討した結果,一定の成果を得ることが出来ました。

 

 今回は,口頭発表による概要説明とポスターによる討議を行うハイブリッド方式により行われる「自由投稿発表セッション」において発表しました。惜しくも「優秀ポスター発表賞」は逃しましたが,環境工学分野の専門家,研究者や大学院生に交じって,日頃の研究成果を堂々と発表を行い質疑応答も的確に対応していました。

頂いたご意見やアドバイス等は,今後の研究に活かされると思います。来年は,実用化にあたっての検討を更に進めていく予定です。

 

発表演題

千蔵裕香,原田ふみえ,石本弘治(第一工科大学自然環境工学科)

「茶殻の有効利用に関する検討」 第53回環境工学研究フォーラム(土木学会:北九州国際会議場)

 

問い合わせ

第一工科大学 工学部 自然環境工学科 エコマテリアル研究室

教授 石本弘治

 

パネルの前で1

パネルの前で2

口頭発表

発表を終えて