航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース(航空工学科)

2016-03-28

航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース(航空工学科)

2016-03-28

航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース

航空工学科
 航空会社で整備士として活躍するためには複数の国家資格が必要です。(下図参照) 「整備士」資格は皆さん良くご存知の一等航空整備士や航空工場整備士等ですが、実は、整備士資格と同じくらい重要なものに、総務省が管轄する「無線従事者」の資格があります。   今回はこの無線従事者資格の意義や取得の方法についてご紹介します。
航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース1

 航空機には「HF」や「VHF」通信機器をはじめ、多くの無線機器が装備されています。この内、「電波を発射」する機器の操作は、電波法で、資格保有者のみに許されています。
 たとえば、皆さんが無線機器を整備した場合、作業後にその機能確認の義務があります。実際に電波を発射して正しく交信できる事を確認します。又、空港内でエンジンを試運転したり航空機の地上移動をする場合に管制塔と交信してその許可を受ける必要があります。
 このような場合に、具体的には「航空無線通信士」の資格の保有が必須となります。

 

航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース2

  (注)下のURLで、実際の航空機と管制塔との交信の状況をライブで聞くことができます。
   >>リンクはこちら


 そんな訳で、在学中にこの資格が取得できれば、就職活動や入社後に有利になります。
 では、資格を取得するにはどうすればよいか? それには以下の2つの方法があります。
 (1)試験場(最寄りは熊本県)へ行き、国家試験の4科目を受験し、合格する。
 (2)無線協会の講習会に参加し、約3週間の講習を受け、修了試験に合格する。
 上記(1)は、コツコツと長時間の独学や受験勉強が得意な人向けですが、そうでない方には(2)の方法がお勧めです。

 

 (注)本年8月に講習会を計画中です。詳細が決まり次第、大学のHPでご案内します。
 興味のある方は是非ご覧ください。

 

最後に、グッド・ニュース です。
 無線従事者試験の中で、上述の「航空無線通信士」よりも遥かに難関とされる「第一級陸上無線技術士」の国家試験に、本コース2期生の重久君が、「独学」にて見事に合格しました。独学突破を目指す人は、是非、彼とコンタクトしてみて下さい。

航空会社で活躍するための国家資格 整備士資格コース3