若井教授が「超入門インピーダンス整合」を出版(情報電子システム工学科)
2016-09-28
若井教授が「超入門インピーダンス整合」を出版(情報電子システム工学科)
2016-09-28
若井教授が「超入門インピーダンス整合」を出版
情報電子システム工学科の若井一顕教授が、日刊工業新聞社から「超入門インピーダンス整合」を出版されました。毎年1冊ペースの発刊、今回で第3弾となります。
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書籍名「超入門インピーダンス整合」 執筆者名 若井 一顕 A5判・213頁 価格:1800円+税 発行元 日刊工業新聞社 発行年月 2016年9月 |
(本書の概要)
本書の第1章のインピーダンスと整合では、インピーダンスの理解と整合についてのイメージを醸成します。第2章の整合の意義では整合の必要性と不整合の弊害について論じます。第3章の伝送線路から自由空間との整合では伝送路の特性インピーダンス、さらに自由空間の特性インピーダンスを理解して空間とアンテナとの接続についても考えます。第4章の合成・分配回路の応用と整合では、伝送フィーダを使った出力合成回路、フィルタを合成して、λ/4回路の面白さも紹介します。第5章では整合方法の基本として損失とのトレードを議論します。そして第6章では実際にインピーダンスの運用状況を知るための整合と評価、設備管理について述べます。各章の後ろにはコラム欄を設けてみました。楽しんでもらえればと思います。
本書ではインピーダンス整合技術の底力を身に付けるのが狙いです。面白くない部分はいつまでたっても面白くないのですが、新しいイメージが出来ると興味が湧き回路解析もしてみたくなるかと思います。本書は既刊の「回路設計者のためのインピーダンス整合入門」の基礎体力を醸成するための姉妹書でもあります。本書から目からうろこの高周波技術が身に着くことを希望します。今回の執筆では全てのイラストを若井教授がオリジナルで仕上げました。イラストからも電波技術を直感で味わってみてください。