鹿児島で世界を語ろう
「外国人によるスピーチコンテスト」

2016-01-27

 

1月23日(土)、かごしま県民交流センターにおいて「第21回外国人による日本語スピーチコンテスト」が開催されました。本コンテストの趣旨は、「鹿児島県在住の外国人に、日本語で意見を発表する機会を提供し、外国人の日本語能力向上を図り、併せて国籍や文化の違いを超えた、相互理解・国際交流を深め、多文化共生の社会づくりを目指す。」こととし、公益財団法人鹿児島県国際交流協会が主催し、毎年開催されています。
このスピーチコンテストは、1月9日(土)に予選が実施され、本選出場をかけて30名以上の外国人が参加し、熱弁を繰り広げました。その中から10名が本選出場となりますが、本学からは、予選へ2名がチャレンジし、本選へ自然環境工学科2年コウ シュウハン君(台湾出身)が選ばれました。今年も第一工科大学は、「スピーチコンテストの常連校」としての知名度アップに繋がったと思います。
予選から本選まで2週間ありましたが、本選出場の為、寸暇を惜しんで各先生方のアドバイスを受けながら練習を積み重ね、本選へ臨みました。この間、コウ君へMBC南日本放送のテレビ・ラジオ及びKTS鹿児島テレビの取材があり、緊張した面持ちで取材を受けていました。
当日は、激戦を勝ち抜いた5か国(中国、ベトナム、フランス、マレーシア、台湾)10名の弁士が流暢で丁寧な日本語と聴衆をグッと引き寄せる身振り手振りによる熱弁に終始圧倒されると同時に、日本人にはない感性に驚きと感動を覚えました。
審査員は、7名で構成され、「日本語の表現力、アクセントや流暢さ」「独創的な内容」の大きく2項目で審査が行われました。
本戦に出場したコウ君は「夢に向かって」と題して、将来、プロ野球選手になるという大きな夢を実現するために、自分を支えくれる両親や監督・コーチ、仲間達に感謝の気持ちを忘れず頑張っていることを熱弁しましたが、途中、感極まり涙を流しながら最後まで、熱弁したことに共感した聴衆者の大半がハンカチで目頭を押さえる場面もありました。涙を流した理由として、心から内容に感情が入ってしまい、涙が自然に流れてしまったとの事でしたが、今までの練習成果を出し切ったスピーチであり、悔いはないとの感想でした。
結果は、最優秀賞は逃したものの、「審査員特別賞」と「奨励賞」の2冠を受賞し、「賞金?万円」「お米5kg」「お食事券?万円分」の副賞を受け取りました。
この「日本語スピーチコンテスト」は、回を追うごとにレベルアップしています。
今回参加できなかった留学生の皆さん、日本語の向上はもちろんの事自分の将来の夢の実現のためにも次回に向けて勉強し、是非チャレンジしてください。

■MBCラジオ番組「モーニングスマイル」のコーナー「ポニーのスマイル中継」からの生出演(1月19日)

ポニーメイツからの取材(1)

ポニーメイツからの取材(2)

ポニーメイツ2名との記念写真

(五郎丸選手ポーズ)

■KTSテレビ「まるごとかごしまゆうテレ」のコーナー「30秒PR」へ生出演 (1月22日)

オープニング

スピーチコンテストPR中

キャスター(左端)からのインタビュー

■スピーチコンテスト本選(1月23日)

選ばれた10名の弁士達

「夢に向かって」を熱弁するコウ君

各賞を受賞した弁士と審査員との集合写真

「審査員特別賞」「奨励賞」を受賞したコウ君

コンテスト終了後、MBCテレビの取材を受けているコウ君と本田先生
(1月28日番組「MBCニューズナウ」でコウ君への一連の取材状況が約6分間放送されました。)

(国際交流センター)