鹿児島県立川内高等学校大学出張講義(航空工学科)

2016-07-20

鹿児島県立川内高等学校大学出張講義(航空工学科)

2016-07-20

鹿児島県立川内高等学校大学出張講義

航空工学科
 

   7月11日(月)、鹿児島県立川内高等学校において「可愛山(えのやま)大学セミナー」として実施された大学出張講義で、航空工学科の髙口教授が『ロケットってなぜ飛ぶの?(ロケットの歴史、飛しょう原理、役割)』について高校2年生37名に対して講義を行いました。

 鹿児島県、宮崎県、福岡県の6大学の先生方により14講座の様々な分野の講義が行われました。髙口教授の講義では、最初にロケットの歴史を紹介し、次に今回のメインテーマであるロケットが飛ぶ原理が説明されました。人工衛星を宇宙空間の特定の軌道に投入する、というロケットの目的に触れながら、少し高度な大学の講義内容を解説することでロケットの性能計算についても説明がありました。また、ロケットと飛行機の違いに触れながらロケットがどのようにして飛ぶのかについて、分り易く説明されました。

 最近日本では、「はやぶさ2」、金星探査衛星、GPS衛星「みちびき」、気象衛星「ひまわり8号」、H-ⅡAの後継機H3の本格的開発への移行等、宇宙開発関連のイベントは活況を呈しています。また、世界的にも有人火星探査、一般の旅行者による無重力体験ツアー等、夢物語だったことが現実になりつつあります。これらを踏まえた今後の宇宙開発活動の動向についても説明がありました。

 大学出張講義当日の2日前に、日本の大西宇宙飛行士がISS(国際宇宙ステーション)に到着したこともあり、今後の宇宙開発の動向には関心が集まったようです。今回の大学出張講義を契機に宇宙関連事業を志してくださると嬉しいです。

「ロケットはなぜ飛ぶの?」

  

 「ロケットとは・・・・?」
 

「ロケットの性能は・・・」