SDGs研究会がさつま町の金山について取材

2023-05-18

鹿児島県の薩摩郡さつま町にはかつて永野金山がありました。その遺構は今も残っていますが、稼行当時の様子については、記憶が失われつつあります。そこで、SDGs研究会は、地元の方から聞き取りを続けています。

令和5年5月17日には、永野金山について沢山の絵を描いてこられた那須司画伯ならびに地元の方々を永野交流館にお招きして、想い出話を伺いました。

会合では「製錬所の煙突は煉瓦製だった」とか「さつま町から霧島市へ抜ける道路は舗装されていなかったので、鉱山へ機材を運ぶトラックが横転しそうになりながら走っていた」、あるいは「鉱山の作業はシフト制。次のグループと交代した人は弁当箱を自転車の荷台に結んで帰宅する。弁当箱は空なのでカタカタ鳴る。その音で時刻がわかった」など、面白い話をたくさん伺いました。

研究会は今後も取材、情報の裏付けと整理を続け、そのまとめを那須画伯の作品と共に公表する予定です。
追記:この取材については5月22日の南日本新聞に掲載されました。

(SDGs研究会)