建築デザイン学科学生による景観まちづくりの研究発表が行われました

2024-01-23

2024年1月21日(日)に入来文化ホール別館・視聴覚室において、建築デザイン学科2年生の津田優之介さんによる研究「歴史的まちなみにおける景観の評価手法についての一考察~薩摩川内入来麓重要伝統的建造物群保存地区を事例に~」の発表が行われました。

今回の研究発表は、入来花水木会が主催する「入来麓景観づくり講演会」の第一部において行われたもので、第二部では建築家の鰺坂徹先生による「入来麓の景観づくり」についての講演が行われました。

津田さんの研究は昨年から取り組まれているもので、全国の重要伝統建造物群保存地区における課題である世帯数・人口の減少、後継者不足による空き家・空き地の問題に、持続可能なまちづくりの視点から着目したものです。入来麓は、薩摩川内市入来麓伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、津田さんの今回の研究発表は、集落のデザインコードの手法を用いて、伝建地区の空き家の修景を探るものです。

津田さんの研究では、2月に同地区におけるドローン空撮による点群データを活用した空間地図の作成も検討されています。空間地図の活用では、景観まちづくりの新しい展開が期待されています。

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(建築デザイン学科)