本学教員が2024年度霧島ジオパーク
学術研究支援補助金交付に採択されました

2024-07-23

共通教育センター西嶋啓一郎教授と竹下俊一准教授の共同研究「『霧島ジオパーク』大隅地域に伝わる巨人伝説と文化遺産についての研究~柳田國男の『ダイダラ坊の足跡』をテキストにして弥五郎どん伝説を読み解く~」が2024年度霧島ジオパーク学術研究支援補助金交付に採択されました。
「弥五郎どん」とは鹿児島県と宮崎県に伝わる伝説の巨人で、曽於市の岩川八幡神社では「弥五郎どん祭り」という神事が執り行われています。巨人伝説については、1927年4月の『中央公論』に掲載された柳田國男の『ダイダラ坊の足跡』に日本各地の文化遺産について論じられていますが、本研究では柳田の論考をテキストにして、霧島ジオパークにおける霧島山と民衆の伝承を考察することで、大隅地域に伝わる巨人伝説と文化遺産を活用したまちづくりの提言を目的とするものです。
柳田は、巨人伝説を八幡信仰と結び付けて論じていますが、大分県の宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡さまの総本宮です。そのため九州が巨人神話の古くからの一大中心であったとされていますが、本研究ではこれに加えて火山が巨人伝説と結びついているという仮説をもとに、日本で一番有名な火山である富士山と南関東地域の巨人伝説、そして北関東地域と東北福島県の巨人伝説の文化遺産の活用事例を現地調査することで、霧島山と大隅地域の巨人伝説と文化遺産を活用の方策をまとめます。
7月18日には第1回フィールドワークを行いました。3兄弟の次男である大隅岩川弥五郎どんが祀られている大隅岩川八幡神社、神事と等身大の弥五郎どんレプリカが展示されている弥五郎まつり館を一般社団法人曽於市観光協会事務局の方に案内を頂きました。
また、曽於市商工会大隅支所において、弥五郎どん保存会会長、弥五郎どん祭り実行委員会実行委員長/弥五郎どん保存会副会長、曽於市商工会大隅支所経営指導員、曽於市生涯学習課文化財係、曽於市商工観光課観光振興係の方々より聞き取り調査を行いました。

(共通教育センター)