本学学生が「薩摩川内市入来麓伝統的建造物群保存地区景観まちづくり文化講演会」において研究報告を行いました
2024-07-23
2024年7月21日(日)、入来町清色コミュニティーセンターにおいて「薩摩川内市入来麓伝統的建造物群保存地区景観まちづくり文化講演会」(入来花水木会主催)が開催され、建築デザイン学科2年生の新堀 心瑚さんと情報・AI・データサイエンス学科2年生の白木川 拓巳さんが、入来麓における景観まちづくりをテーマにした研究報告を行いました。
花水木会は、伝統的建造物群保存地区である入来麓地区でまちづくりを進める会で、2023年度には鹿児島県景観大賞優秀賞を受賞しています。今回の報告は、花水木会より地区の城山からのドローン空撮の要望があり、建築デザイン学科の森准教授と航空工学科の山本教授による空撮映像の上映会が企画されたため、学生による研究報告も併せて実施された次第です。
新堀さんの研究は、「デザインコード」という建築・土木・造園分野での計画設計手法で、入来麓地区での空き家の修景に援用されるものです。白木川さんの研究は、ドローン空撮で取得された点群データの解析を行うという現地調査の手法を検証するもので、入来麓地区における「馬場」と呼ばれる街路空間の実測を行った成果が報告されました。
二人の研究報告は、森准教授と山本教授の映像上映会に続いて行われましたが、参加した地域住民の方からは多くの質問がなされ、歴史文化における景観まちづくりの新しい手法への関心が寄せられました。また同地区の歴史文化保存委員の方からは、同地区の町割り等についての助言を頂くことができ、今後の研究における貴重な助言を頂くことができました。
(共通教育センター)