本学が後援する高大連携フォーラムが奄美新聞に紹介されました

2024-09-09

9月14日(土)に奄美大島において「しま間高大連携フォーラム」が開催されます。同フォーラムは日本観光学会九州・沖縄支部が去る8月25日開催した令和6年度鹿児島大会の記念行事として開催されるものですが、本学共通教育センターの西嶋啓一郎教授が同学会支部の事務局として企画運営に携わっていることから、高大連携の大学側として第一工科大学が後援することになりました。

本学では2019年の国分高校を皮切りに、鹿児島県内の多くの高校と相互の教育に係る交流・連携を図るため、高大連携協定を締結していますが、奄美大島においても2022年9月に鹿児島県立奄美高等学校、2023年7月に鹿児島県立大島高等学校と鹿児島県立古仁屋高等学校、2024年3月に鹿児島県立大島北高等学校と高大連携協定を締結しています。

そして奄美大島を含む島嶼地域では2023年に「奄美群島成長戦略ビジョン2033」が策定されいていますが、同ビジョンでは「つなぐ宝」「稼ぐ力」「支える基盤」という3つの柱が骨子となっており、「つなぐ宝」では教育で自然と文化を次世代に繋ぐことが掲げられ、「稼ぐ力」では観光/交流が農林水産業、ものづくり、情報通信業と並ぶ柱のひとつとなっていることから、教育と観光の関係が大きくクローズアップされています。

また近年では高等学校における総合探究学習が盛んになり、持続可能な地方創生などに高校生の問題意識が向けられていることから、高校と相互の教育に係る交流・連携を図ることを目的として、大学が持つ知的資源の提供を兼ねた今回のイベントが開催されることになりました。

今回のフォーラムでは以下の3校6チームの発表が行われますが、発表会に続くパネルディスカッションには奄美高校と喜界高校のみなさんも加わり、「島嶼地域における観光学と学校教育の『相互連携』を考える~観光教育と探究学習による観光人材の育成~」をテーマに活発な議論が展開されることが期待されます。

2024年9月5日付け奄美新聞
(※掲載許可をいただいております。)

(共通教育センター)