本学教員が与論の那間小学校において
景観学習の指導を行いました

2025-06-05

6月3日(火)、本学共通教育センターの西嶋啓一郎教授が与論町立那間小学校において、景観学習の指導を行いました。
同校は与論町にある3つの小学校の一つで、創立145年の歴史と伝統のある学校です。10,207㎢の校地にはビオトープやヤギの飼育が行われ、周囲には緑の田畑が広がる静かで落ち着いた環境にある小学校です。
同校では、今年度から6年生のクラスで景観学習が始まりました。そのイベントとして鹿児島県景観アドバイザー派遣事業を活用することになり、県の景観アドバイザーでもある西嶋教授が派遣されました。
西嶋教授の景観学習の授業では、景観まちづくりが持続可能な地域づくりにつながることになるなどの事例紹介がなされ、生徒さんに以下の目標が掲げられました。

1)景観学習を通して景観に関わる自分のまちの歴史や人の思いを知ることで、自分のまちへの思いや愛着を深めることができる。

2)よい景観を守るために(よりよくするために)、地域の一員として自分にできることを考え、実現に向けた計画を立案し、実践することができる。

そして授業の成果としては、生徒さんたちは自分たちで「与論の海を守るプロジェクト」を立ち上げ、その手始めとして、「さかなクン」に手紙を書き与論に来てもらうことが話し合われました。生徒さんの発案では、与論の海の素晴らしさをさかなクンに体験してもらい、そのことを日本中の人に伝えてもらうことで与論の海を守る大切さを繋げていくプロジェクトを推進するというものです。

その成り行きを楽しみにして、大学として応援できることも考えていきたいと西嶋教授は笑顔で話していました。

(共通教育センター)