本学学生が日本観光学会
第118回全国大会記念オープンセッションで発表しました

2025-06-26

6月21日(土)、薩摩川内市SSプラザせんだいにおいて開催された日本観光学会第118回全国大会の記念オープンセッションにおいて、本学情報・AI・データサイエンス学科3年生の白木川拓巳さんが「カルチャーツーリズムによる歴史・文化資源を活用した観光振興~入来麓における試み~」という研究報告を行いました。
本セッションは、⽇本観光学会九州・沖縄⽀部が毎年実施してきた「⾼⼤接続フォーラム」における経験と成果を活かしつつ、観光学の新たな可能性を切り拓くことを⽬的とするものですが、これまでのフォーラムでは高等学校の総合的な探究の時間をはじめとして、観光学に関連する調査研究を⾏ってきた⾼校⽣が参加し、⾼⼤間のつながりや世代を超えた協働の意義を深めてきました。
そこで今回のセッションでは、これまで培われた「⾼⼤接続」の実践をさらに発展させるべく、個⼈の主体性を⼟台としつつ、⾼校・⼤学間、さらには地域と学校・⼤学との協働という、より広い枠組みでの「共に学び、共に創る」場の実現を学術団体として共創していくという試みで行われました。
白木川さんの研究は、薩摩川内市入来麓において景観まちづくりを進める入来花水木会と協働で、入来麓の歴史文化がもつ地域資源の価値をわかりやすく伝える方法の検討として、WebサイトとChatBotの活用を提案するものです。そして、ICT活用で文化資源をやさしく・正しく伝える工夫を考察することで、入来麓の観光資源を「見る」だけでなく「会話しながら学ぶ」観光体験が可能になることが期待されます。

(共通教育センター)