第33回 インテリジェント システム シンポジウムで研究発表

2025-09-29

令和7年9月25日〜26日、愛知県立大学にて開催された第33回 インテリジェント システム シンポジウムにて、工学部機械システム工学科武田隆宏准教授が「歩行時の圧力分布を用いた疲労度推定」というタイトルで研究発表を行いました。
本研究では、マット型荷重分布センサで取得した歩行圧データから歩行特徴量を抽出し、ファジィ推論によって「健康な歩行」「正常な歩行」「疲労した歩行」のファジィ度を算出する。これらのファジィ度から疲労レベルを推定し、実験では、若者 6 名の長期(3ヶ月間)にわたる日々の歩行圧データを用い,提案システムが疲労レベルを推定できることを確認しました。
また、機械システム工学科寄田明宏助教が「介護ロボットへの暴言が人間の行動に与える影響」というタイトルで研究発表を行いました。
AI・ロボットに対して暴言を吐いた時の人間側の影響について調査し、暴言が発生する状況の回避方法について議論を行いました。

・学会説明
インテリジェント・システム・シンポジウム(FANシンポジウム)は、ファジィ、AI、ニューラルネットワークをはじめとした、各種ソフトウェア手法の基礎から応用までを含む先端的研究発表の場として実績を積み重ねてきました。本大会では、知的システムのさらなる高度化を目指した研究成果、個々の計算知能技術及びそれらの融合等に関する最新の研究成果、また、これらのシステムの計画、設計、最適化、製作、診断、制御、運用、評価等、及びロボット、ネットワーク等への応用等に関する研究成果の発表が行われます。

(機械システム工学科)