建築デザイン学科3年生が入来麓において
景観まちづくりの地域貢献を体験しました
2025-10-02
9月28日(日)、建築デザイン学科3年生が入来麓の伝統建造物群保存地区において開催された「第4回入来麓たのしいまち歩き」に参加しました。
このイベントは入来麓での景観まちづくりを進める入来花水木会が主催者で、持続可能なまちづくりを目的とした薩摩川内市市民活動支援補助金採択事業です。
入来麓は、鹿児島県の北西部に位置する薩摩藩の麓の一つで、中世山城である清色城とその山裾に領主館をおき、東を流れる樋脇川(清色川)を天然の堀に見立て、その内側に武家の集住地を配する中心的居住地域です。屋敷割も近世に形成された街路を踏襲し、街路に面して玉石積の石垣と石垣上に植えられた生垣によって区画されており、周囲の山々と一体となり美しい緑地景観を生み出しているため、2003年12月25日に国の重要伝統的建造物保存地区に指定されました。
この入来麓において、武家町の景観の維持による持続可能な景観まちづくりを進める入来花水木会は、2024年に鹿児島県景観大賞優秀賞を受賞していますが、本学共通教育センターの西嶋啓一郎教授は3年前から鹿児島県景観アドバイザーとして入来麓の景観まちづくりの研究を行っていることから、大学の地域貢献活動の一環とし建築デザイン学科の学生が参加したものです。




(共通教育センター)