本学教員による景観まちづくりと観光産業振興の講演が
薩摩川内市入来で開催されました
2026-02-17
2月8日(日)、薩摩川内市入来文化ホール別館において、本学共通教育センターの西嶋啓一郎教授による講演会が開催されました。
この講演会は鹿児島県が進める景観まちづくり事業の一環で、2003年から伝統建造物群保存地区に指定された入来麓地区のまちづくり団体である入来花水木会の主催によって、景観計画と観光産業振興を専門とし、鹿児島県から景観アドバイザーを委嘱されている西嶋教授が招聘されたものです。
西嶋教授は、2019年から日本経済大学大学院での研究で福島県の大内宿を、2023年から第一工科大学での研究で薩摩川内市入来麓でのフィールドワーク調査を行っています。両地区とも伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、この制度は発足から50年の時を経過した現在、さまざま問題に直面しており、住民の高齢化と若者の流出が続き空き家問題が持続可能なまちづくりにおける弊害になっているところです。
西嶋教授の研究のフレームワークは、住民団体と行政の支援をつなぐファシリテーターの役割の重要性を提示し、その仕組みを提案するものです。研究の方法としては、現地でのフィールドワークを通して、伝統建造物群保存地区制度を管理する自治体、伝統建造物群保存地区のまちづくりに取り組む地域の住民団体への聞き取り調査を行うことで、行政によるトップダウン方式のまちづくり政策と地区住民団体によるボトムアップ方式のまちづくり運営をつなぐハイブリッドの形成が持続可能なまちづくりには欠かせないことなどが説明されました。
当日はこの冬一番の寒気団の影響で朝から雪が舞う天候に加えて、究極決まった衆議院選挙が執り行われる中での開催でしたが、地区住民団体の方々に加えて、持続可能なまちづくりに興味を持つ参加者からの質問などもあり、熱気ある聴講が行われました。




(共通教育センター)