機械システム

メカトロデザイン分野 Mechatronics Design Area

「ものづくり」の基幹技術である機械工学は、あらゆる産業の根幹をなすものであり、その分野は多岐にわたります。このコースでは、産業機械の設計・製造で活躍できる人材の育成をねらいとします。そのために、機械工学各分野の専門基礎知識・技術を広く学び、これらの基礎知識を応用して機械システムを設計・開発・構築する能力の育成を目指します。

  • 1.視点

    機械を製作するにあたり、その使用目的、機能、構造、材料、製作工程、加工法、外観、経費などを設計システム・生産システムとして総合的に考える必要があるため、この分野はシステムを視点に教育します。

  • 2.実習

    機械加工・NC・レーザー加工実習、材料工学・制御工学・電気実験、機械要素の設計・製図などを体験します。

  • 3.職業・職種

    産業機械・工作機械などの機械関連メーカー、精密機器、電気機器、電子機器、通信機器関連メーカー、各種プラント関連企業、設計エンジニアリング関連企業などに希望する人に適します。

  • 4.資格試験

    機械設計技術者(2級、3級)、CAD利用技術者(2級)、ボイラー技士、ボイラー・タービン主任技術者、冷凍空調技士(第1種、第2種)、技術士、エネルギー管理士など

AIロボット分野 AI Robotics Area

機械工学の基礎知識を土台に、最先端の人工知能(AI)、計測技術、画像解析技術、自動制御などの知識と技術を深く身につけます。さらに、ロボット開発標準環境であるROSや、データ解析やAI開発に不可欠なPythonなどのプログラミング技術も習得し、革新的な知能ロボットシステムを自らの手で実現できる技術者を育成します。

  • 1.視点

    機械のロボット化が進み、機械工学の知識だけでなく、電気電子工学、情報工学の知識を含んだロボット工学の必要性が増加しています。そのため、本分野では「ロボット開発」を視点に教育します。

  • 2.実習

    機械学習、ROS(ロボット開発標準環境)、Python演習、ソフトコンピューティング、自然言語処理、計測工学、機械要素の設計・製図などを体験します。

  • 3.職業・職種

    ロボットメーカー、医療・福祉機器メーカー、機械・機械部品メーカー、精密機器、電気機器、電子機器などに希望する人に適します。

  • 4.資格試験

    機械設計技術者(2級、3級)、CAD利用技術者(2級)、基本情報技術者、応用情報技術者など

先端交通機械工学分野 Advanced Automobile Engineering Area

各種競技のフォームを動作解析により科学的に分析することにより効率的な動きを探求する技術者の育成をねらいとして、人間の持つ動きのメカニズムを解析する技術を学ぶことができる分野です。 このコースで学んだ知識を応用したトレーニング科学の発展に寄与できる技術者を育成します。

  • 1.視点

    競技活動の経験を生かし、スポーツと材料力学・流体力学等の機械工学の持つ力学を融合させて科学的に分析する力を養う視線で教育します。

  • 2.実習

    機械加工・溶接実習、熱工学・流体工学・計測実験、機械要素の設計・製図などを体験します。

  • 3.職業・職種

    スポーツ用品メーカー、スポーツマネージメント、スポーツ指導者、一般機械メーカー

  • 4.資格試験

    NSCA-CPT(パーソナルトレーナーの認定資格)